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こんにちは。ママトコキッチンです。

ファーム2テーブルシリーズ3!今回も生産者さまの取材の様子をお伝えします。

今回は、レストランでお子様プレートや、デザートに使用している「よーぐるちょ」の製造をされている「オオヤブデイリーファーム」さんに取材に行ってきました!

合志市にある「オオヤブデイリーファーム」さん。

2020.11.02取材した日はあいにくの雨でしたが、かわいい牛さんたちがお出迎えしてくれました!

 

社長の大藪裕介さんにお話を聞きました。

大藪さんは、もともとご両親がされていた酪農を大学4年生のときに継ぐ決心をされたそうです。しかし、就農後、生産調整など酪農家の厳しい現実も経験しました。愛情をかけて育てた牛からいただく牛乳を「廃棄物」として処理しなければならない現実にショックを受けたそうです。

そんな経験により「商品に選ばれる価値があるか」を考えました。どんなに愛情をかけて育てた牛から取れた牛乳でも、紙パックに入ってスーパーに並べば、消費者はきっとどれも同じに見えてしまいます。そこで、大藪牧場の生乳の特徴が目で見てもわかるよう乳製品の製造をはじめました。

2020.11.02 ショップ「みるころ」で取材をさせていただきました

 

「牛乳は飲み比べてもわかりにくい」私も初めて知りましたが、牛乳の脂肪分の高さだけでは「濃さ」はわからないそうです。ナトリウム分の多さでも「濃さ」を感じるそうです。

「アイスはフレーバー勝負」フレーバーや副原料の特徴が強く出てしまうアイスは、牛乳の違いがわかりにくく、牛乳が主役にならないと考えました。

「チーズは牛乳の大部分を捨ててしまわなければならない」製造工程でホエーとして牛乳を捨てなければならないチーズ。牛乳を100%活かしきれないと考えました。

そうやって考えた結果、唯一ヨーグルトはミルクの違いを表現できるとわかりました。スーパーで3個100円で売られているヨーグルト。見た目は同じで違いがわからないと思います。しかし、ノンホモ(脂肪分を均一化しない)製法により、乳脂肪分の高さを目で見て表現することができました。目で見てわかる違い、それは「クリーム層」です。スプーンですくってみると2層になっていて、上にはクリームチーズのような濃厚な層が、下には爽やかで濃厚なヨーグルト層。通常ヨーグルトを製造している大手企業は、ノンホモ製法で製造しないそうです。理由の1つには手間がかかってしまうことが挙げられます。自社で製造しているからこそ、温度や発酵時間にこだわることができます。

また、生乳の味をそのまま味わってほしいという思いから、生乳とてんさい糖のみを使って作られており、完全無添加。てんさい糖は身体を温める効果があるそう。余計なものが一切入っていないからこそ生乳の味をダイレクトに楽しめる逸品。

ママトコショップで販売中の「よーぐるちょ」

 

さらに嬉しいことに、オオヤブデイリーファームのヨーグルトは、健康にも良いのです!他のヨーグルトと比べると、桁違いの乳酸菌が入っています。毎日食べたいですね♪

 

こんなにすてきなヨーグルトですが、大藪さんは「商品も業務も今が正しいとは思っていない。これからもどんどん改良を重ねていきたい」とおっしゃっていました。人生をかけて作るヨーグルトだからこそ、食べる人を幸せにできる、と強く感じた取材でした。

2020.11.02牛に餌をあげる大藪さん

 

ママトコキッチンレストランでのお子様セットやデザートではもちろん、お隣のショップでは「よーぐるちょ」の販売をしております。まとめて大量に購入される方もいるほど、人気の商品です♪レストランでお食事後のデザートにぜひお試しくださいね!